その後、私はおとなしく過ごした。
やっぱり旦那とセックスする気にはならなかったし
Kのことを好きなのかもとか思ったりもしたけど
声優の養成所で演技の勉強に打ち込んだり友達と遊んだり
充実した数ヶ月だった。
旦那と私、仲はいいんだよ?ただ、それとセックスは別。
やっぱり私は女の子が好きなのかな。
女の子とだったら浮気できたしな。
とか、考えてた。
でも二丁目には行かなかった。
Yとなかなか予定が合わなかったから。
そんなとき、Kが東京に遊びに来ることになった。
今度は違う友達も一緒に。その子をRとしよう。
KとRと私はボイスブログつながりで一番仲が良かった。
Rは真面目で常識人だから、私とKとはちょっち合わなかったりもするんだけど。
でもRはアニメの話とかボーイズラブの話ができるから、そういうときは楽しい。
物事を真面目に受け止めすぎるとこが苦手なだけ。
ともあれそんな3人で東京に二泊三日で遊ぶことに。
Rはそのとき初めて実際に会ったんだけど、やっぱ合わない。
なんかたまにイラッとするし。それはKも同じだったらしい。
ほぼRをほったらかしで、私とKでイチャイチャしてた。
私ときたら、前、Kに会ったときと違ってKがイヤじゃなかった。
ベタベタしてても楽しかった。
とんだ気分屋だ。
泊まったホテルは3人一部屋で、敷き布団が3つ並んでた。
Kが「ヒサが真ん中にきてね。Rが真ん中だとつまんないから」と言ってきた。
そんな裏工作のかいあってか
ただ私が真ん中にグデ〜と寝転がってしまったからか
難なく私が真ん中になった。
ちょっと前の話。
今回の東京で遊ぶ企画がでたあたりから、またKはあやしいことを言い出していた。
「ね、ディープキスってどんなの?私したことない!」
「会ったら、ディープキスしてもいい?」
…こいつは……
でも私は「いいよ」と言った。
したいしたくないじゃなく、ノリで。
話はもどって東京のホテル。
そんな話を前々からしてたから、やるならRが寝静まってからだろうと思ってた。
電気を消して布団に入り、少ししてからKが近付いてきた。
またキャッキャするK。今回は私も一緒にキャッキャした。
Kはキスしたそうな、踏み出させなさそうな、微妙な感じだった。
だから、手をKのアゴにそえ、私の方に向かせた。
そのまま口をKの口へよせる。Kも抵抗はしなかった。
トロンとした顔で、待っていたように私の唇を受け入れた。少し食いぎみで。
自分の舌で、Kの舌をさぐる。
Kの舌は短く、うまく絡められないようだった。
動かすのも、どうしたらいいのかわからないみたい。
だから私から舌を絡めたり、唇をすりあわせたりした。
興奮しているのか、Kが喘ぎ声みたいな声をだす。
あわてて口を離し、笑い声をかみ殺す私。
「シー!Rにバレるから」
Rの寝ている横で何やってんだ私たちは。
しかしまたもやキス再開。なんだか止められない。
お互いの浴衣を脱がしたり、体を触ったりしながらディープキスをする。
たまにKが声を出すので、そのたびに中断。そして再開。
その繰り返し。
私は自分の膝を、Kの両足の間に入れた。
そしてその膝でKの股を押し上げる。
Kから抵抗があるかと思ったけど、まったくなかった。
それどころか、気持ち良さそうに吐息を出し
自分でも多少、動いてくる。
やっべー!超気持ちいい!!
けどここまででやめた。
Rも隣で寝てるしね。
浴衣半脱ぎ状態のまま寝たせいで、朝Kにビックリされた。
Rが起きる前に「ヒサ、服が!」と笑うK。
あわてて布団の中で浴衣を整える。
2日目も3人で楽しく遊んだ。
若干Rをほったらかし気味だったけど。
その夜、Rが寝静まったのかどうかもわからないうちから
キスをしてくるK。
「R寝てる?起きてるんじゃない?」
「大丈夫だって!」
ヤバイかな、と思いつつも、昨晩と同じくキスをしまくる。
けど、私がKの胸を触ったり
Kのパンツに手をかけようとすると微妙にイヤがっていた。
どうやら触られる側より、触る側がいいらしい。
この日もディープキスとお触りだけで終了。
なんだかKのことがやっぱり好きな気がする。単純な私。
3日目は2人が帰る日で、駅まで送って行った。
Rもいたから、ちゃんとした別れができなかった。
Kは私に抱きついてきたけど、最後にキスくらいしたかったな。
Rとは握手のみでした。
その日の夜は、Yと遊ぶ予定だった。
2人だとヒマなので、友達に電話しまくる私たち。
ようやく後輩3人ゲットして5人で居酒屋へ。
みんなと喋っているとKから家に着いたとのメール。
これまた長文で、下の方を見ていくと
「私たちの関係って何なんだろうね?」
みたいな文章が冗談まじりに書かれていた。
さっそく返信を打つ私。
最初は普通にメールを書き、最後の方に行間をあけて
「大好きだよ」
と打った。
すぐ返信が返ってきた。
「それってつき合うってこと?つき合えたらすごく嬉しい!」
私も嬉しかった。
「うん、つき合おう!」
この日、私とKはつき合うことになった。